父の最期を看取った病院や
母が入院している病院は
通院はできますし、通院の付き添いは可能ですが
入院患者への面会は原則できません。
父とは、意識がある状態では
会うことができませんでした。
駐車場から手を振るから
窓から顔をだしてみてよと
看護師さんに伝言をたのみましたが
シャイな父は顔をだしてはくれませんでした。
きっとすぐに退院できると思っていたのでしょう。
父は耳も聞こえなかったし、
携帯もつかえなかったので
家族とのやりとりは、渡したノートのみ。
指先も少し不自由だったから、
達筆だった父の字は
やっと読み取れるくらいの
弱々しいものになっていました。
母は携帯を使えるので電話はできますが、まだ、テレビ電話はできません。
入院中にやっとラインを習得しました。
今日はスタンプを送ってきました。
コロナ禍はこんなところにも影響しています。
病院だけでなく
介護施設や、高齢者の方のケア施設も
面会ができない状態です。
感染リスクを避けるために仕方がないですが
父の最期の２ヶ月を孤独に過ごさせてしまったという後悔はいつまでも消えません。
寂しかったね。
今日は母の病院に着替えを渡しに行きましたが、
母がナースステーションの病棟の向こうから
バタバタとはしってきて
手を振っているのが見えました。
マスクで顔はわからなかったけど。
具合がわるいのに。
走ってきたのね。
みんな家に帰りたい
でも、健康な人は
家から出たいんだ。
帰りたくても帰れない人も沢山います。
もうしばらくの我慢です。
