母の妹が天国に旅立ちました。
母が癌の告知をうけたとき
私に
大変になるね、姉をよろしくね
と、涙を流してした叔母は
母より先に旅立ちました。
年子の妹が、とても難しい病気になって
どんどん身体が動かなくなり
入院してしまったとき
母は生死の間をさまよいながら
妹の境遇に心を痛めていました。
病に苦しむ妹が不憫でならないと。
わたしは、お母さんも
生死にかかわる重たい病なのになと
どんなときも、自分の姉妹を心配する
母の気性が
愛おしくなりました。
叔母の葬儀に参列した母は
普段ではあまり会えない遠方にすむ親族と
ひとり、ひとり話をしていました。
昔ばなし、感謝の気持ち
さだちゃんが(妹)
最期にわたしに、みんなに会えるようにと
計らってくれた気がする
ありがとうね
私ももうすぐそっちにいくからね
まるで、待ち合わせするみたいだと
おもいました。
長く病に苦しむと
天国にいくのが、怖くはないと
母はいいます。
母は
笑いながら
来年はいないと思うけど
一応、衣替え
と、冬物の整理をはじめました。
わたしは、母に最善を尽くしながら
ただ、見守るだけですが
母がいなくなった後の事を考えられません。
ずっと二人三脚で生きてきたから。
