どんな状況であれ、
人には希望がないといけないと思う
だから
最後まで母には希望を持たせてあげたいです。
小さな希望でもよいから
今後はそのように治療を進めてください。
と
母の主治医に言いました。
そうすると
『哲学的やなぁ』
と珍しそうに呟かれました。
いま
夫と実家の本格的な断捨離をしています。
なんでこんな暑いときにと思いますが
人が住まなくなった家は
どんどん古びていくからです。
35年前
父がくも膜下出血から生還した記念に？
生きる証しとして
設計した父の家
命の危険と隣り合わせに生きていた父の
『希望』だった家を
甦らせたいなと。
そしてそれは
母の今後の希望になるかもしれないなと
わたしは考えています。
賛同してくれた夫に感謝です。
嫁の実家や両親に
こんなに感情移入してくれる人は
なかなかいないと思います。
僕は長男だから、一人っ子のかよとは結婚できないかもしれないと
泣いてた30年前
(おいおい、明治時代じゃあるまいし、と当時はドン引きしたわたし。)
人は変わらないし、変わるものです。
夫の平和的思考や家族思いなやさしい気性はかわらず、
時代によって
家族の役割や家というあり方は変わっていったというわけです。
笑笑
何かを決めたり行動したりするときは
自分の利益や我に囚われず
自分の大切な人のためになるようにと
その人の遠い未来や気持ちを案じながら
よく考えること
そうすれば、
幸せにつながっていくと
信じています。
