アムリタヨガスタジオ(YOGA FEEL )

小郡市東野のヨガスタジオ

生きる逞しさと感情について。

母が一時退院を許され帰宅しました。

少し痩せた母は

私とにていると

3週間ぶりにみる母の顔を見て思いました。

ずっと父親似だと言われてきたけど

遺伝子とはちゃんと受け継がれているもんだなぁと思いました。

 

入院病棟では基本的マスク着用で

おしゃべりは控えなければならなりません。

母は私の顔をみるなり

 

『ほらみて、これ、痒くて、もう、大変』

上着やスカートをめくり

お腹や脚にできた蕁麻疹をみせてきます。

薬の副作用です。

 

止めないと胸までシャツをたくしあげそうなので、

痒いね、そうだね、大変だったね

といいながら、母を止めました。笑笑

思いがけず、母が元気そうだったので

ほっとしながら会計をすませました。

 

お昼が近かったので

近くの梅の花さんで、持ち帰り用のお弁当や、母が好きそうなお総菜を買って自宅にもどりました。

 

母は入院中に見聞きした色んなことを情熱的にはなしながら、

お弁当を美味しいと食べました。

食欲はどんな感じかなと

心配していましたが、デザートのアイスクリームを完食したのをみて、

ほっとしながら、母の話にうん、うんと相づちをうちました。

以前だったら、

はい、何回も聞きましたよ

と、時々あきれたり、悪態をついたり

(こころの中で)

していましたが

母が元気におしゃべりするのが

愛おしいなと思っている自分に気がつきました。

 

離れていると

自分にとって

かけがえのないものだと

気がつく。

 

だよなー、、、

 

 

母は一緒に過ごした患者さんや、お世話をしてくれた看護師さん、

色んな人の話をしていました。

ほぼ初対面の人に

きっと母は心を開いて色んな話をしたのだろうし、自分の気持ちを話したり、人の話を聞いたりして

コミュニケーションをとっていたのだろうと思います。

病気とどんな風に向きあいたいか

これからどんな風に生きたいか

それは、お母さんが決めてもよいか?

と、母は私に時に涙しながら話してくれました。

 

 

母は五人姉妹です。

さいころから、喧嘩をしたり、仲直りをしたり

ごちゃごちゃわちゃわちゃしながら育ちました。

渡る世間は鬼ばかりというドラマをみながら

母の姉妹とおんなじようなわさわさぶりに、

どこもこんな感じなんだなぁと感心したものです。

わたしとは、大違い。

 

わたしは、一人っ子なので

そういう

わちゃわちゃができません。

 

 

先日

親友が

『お茶を飲みに来なよ』

と誘ってくれました。

こんなご時世なので悩みましたが

自宅にお邪魔し

少しの時間

マスク会食ならぬ、マスクお茶をしました。

 

他愛もない世間話や近況についてはなし、

笑ったりしました。

笑ったのは久しぶりだったと帰りの車のなかで思いました。

 

わたしは、

友達に

お茶飲みに来なよとか

ごはん食べに行こうよと

誘うことが苦手です。

 

 

なので

 

わたしを誘ってくれる友達にとても感謝をしています。

 

 

 

なんとなく、心細かったり寂しかったりするときに

 

ああ、兄弟姉妹がいたら

こんなときは

電話でもして泣いたりして過ごすのかなぁと思います。

 

 

母や友達の

生きる力や感情の表現の仕方は

わたしにはない能力です。

 

自分では、感情のコントロールができると思っていたのですが

 

違いました。

 

感情の表現方法がよくわからず

時の流れについていけず

意外と引きずって生きているだけのようです。

 

 

 

母がお腹いっぱい食べて言いました。

 

 

お母さんがいなくて、寂しがるような歳じゃないもんね、かよちゃん。

おっしゃる通りです。

 

 

 

母は逞しいです。

母は強しです。

 

 

わたしも娘の前ではいつもたくましく元気な母親のはず。

 

 

頑張ろう、逞しく。