盆に義父が
『こうして子どもや孫や曾孫が帰ってくるのが楽しみ』
としみじみ言った。
義母が亡くなり来年は十七回忌の法事をしなければならない。
妻のいない人生を、長く生きている義父は
わたしに、人生とは何なのかを教えてくれる。
両親の生き様とは、
お手本ではなく、
リアルに
人がいきる意味を子どもに教えてくれると私は思う。
こんな風に生きたらいいとか、
こんなふうに生きたらダメだよとか
そんな話しは世の中にたくさんあるけれど
親が一番
身をもって教えてくれると思う
人生とは
みたいなね。
僕は長男だから、が口癖だった夫が
実家に居るより私の家で過ごす方がのんびりしていて
居心地が良さそうだし
実の父の話し相手をしているより、
私の両親と過ごす方が気楽そうで
私はその気持ちがよくわかるので
あたかもわたしが尻に敷いて
自分の実家へ引き込んだかのように見えても
きにしないようにしている。
年老いていく親
弱っていく親と向き合うのは
しんどいものだから。
真面目に向き合えば向き合うほど
しんどいよね。
でも、そうやって人生を学ぶのは大切なこと。
子どもを育てる
親を看取る
大事な修行なんよね。
ともに同じツールで修行の旅をしている
あなたと私
夫婦というものは、相棒だわね。
笑
