人間は産まれたと同時に必ず死ぬ運命を持つ
その事は、わかりきっているのに
大抵の人は
死を意識せずに日々を生きる
多くの人は余命を知らず
突然死ぬ
医学が進歩したので
ある程度の余命を知ることができる人もいる
桜の花がみられるかなと言っていた近所のおじさんが
夏の暑い盛りに
畑仕事をしている姿を見かけることもあれば
夏休みに孫に会えることを楽しみにしていた叔父が桜の季節に旅立った
人は余命を知らない方が楽だろう
毎日を覚悟しながら淡々と生きるのは
修行僧みたいなものだ
ああそうだな
座禅や瞑想の
日常生活版だなと
最近思う
親が子より先に死ぬのは
理屈では当たり前だから
気に病むなと言われる
もしかしたら、不慮の事故で私が先に死ぬかもしれない
そんなことがあったら大変なので
わたしは、毎日を用心しながら生きている
あなたは考えすぎだし哲学的だと
よくいわれる
納得して整理して手放す
そういう風なやり方で
産まれたときから生きてきたので
そんな性格だったんだろう
人は産まれて死ぬ運命を持つ
生きている間は
生きないと。
