アムリタヨガスタジオ(YOGA FEEL )

小郡市東野のヨガスタジオ

心のおもむくまま

皆様へ

 

6年前

母が免疫性肝炎という難病を発症しました。

 

父は43歳でくも膜下出血で大手術をしてからはずっと病院のお世話になっており、

心筋梗塞脳梗塞、大動脈瘤破裂や糖尿病、

数えたらきりがない既往歴を抱えている人でした。

母は半生を父の看病に費やしました。

その長年のストレスも難病を患った原因の1つだったとおもいます。

 

実家からの電話はいつも母の愚痴や泣き言で、

帰るたび、母は痩せていきました。

母が治療のため、数ヶ月入院をすることになり、病気をかかえた父をどうするか、

母は胸を痛めていました。

自分のことより、

いつも父を心配している母を

私は心のどこかで当たり前だと思っていました。

母とはそんな人なんだと

甘えていたんです。

 

その頃私はといえば

YOGAに没頭していました。練習も楽しく、仲間との時間も楽しく、順風満帆でした。

子育ても落ち着き、これから、自分の人生を謳歌しようと、わくわくしていました。

だから、二人暮らしの両親のことを、心配はしていても、なんとなくやり過ごしていたのです。

 

それからの私のことは、皆様もよくご存じですね。

 

自分の人生を謳歌している場合ではなくなったのです。

 

両親を引き取り、孫の養育をしながら、

なんとか、YOGAを続ける毎日。

そんななかのコロナ禍

パンデミック

 

世の中が変わりましたよね。

私の気持ちの中にも変化がおきました。

家族への愛や想いがとても強くなりました。

 

孫やひ孫に囲まれて過ごす両親は

二人で暮らしていた時より

目に見えて元気になりました。

住み慣れた家を離れることになったことだけが、申し訳なく、心残りでしたが、

寂しいよりましだと母は言いました。

お父さんもそうおもっていたはずだと。

 

父は昨年、脳出血でなくなりました。

痛みも、一瞬で、あとはずっと意識がなく、

深い眠りのあと、静かに息を引き取りました。

亡くなる2月前まで、母の手料理をたべ、ビールものみ、孫と食卓を囲み、ひ孫を愛でる日々でした。

幸せな晩年だったと思います。

あとは、長年の母の苦労を労うため、

母と旅行にいったり、父がいたときには出来なかったことを、母に何でもしてあげようと思っていた矢先、

母は癌の告知を受けました。

 

父を2週間前に看取った病院に、母も緊急入院することになりました。

 

父が入院していたときも、母が入院していたときも

その病院の駐車場の一番端に車を停めて

20分だけと決めて

泣きました。

 

人生とは生きるという修行で

人間とは弱い生き物である

 

だから、さあ、泣くだけないたら、前を向こう

 

 

そういい続けて

1年たちました。

 

 

娘と息子は巣立っていきました。

私が優先すべき家族は母と義父です。

 

私をこの世に産んで、育ててくれた

最愛の母の望みをすべて叶えてあげたいと思っています。

 

生きる修行とは、そのようなことだと思います。

 

人生を謳歌するとは

自分のやりたいことだけをやるのでない

感謝するとは、自分の得たものにありがとうとお礼を言うことではない

 

恩に報いる、生きていられることに感謝できるのは、人間という生き物の崇高な行いだと思います。

 

いまの、わたしにはそのくらいのことがわかります。

 

 

自分が生まれきた意味を

生きるということで明らかにする

 

わたしは、なんのために生まれ

何をして生きるのか

 

私は自分らしくあるために

何を選択しながら生きるのかを

考えながら生活をしています。

 

 

今回は、母の希望を叶えるために、転居することになりました。

これが、いまの私の選択となりました。

 

 

皆様とはしばしのお別れとなりますが

ご縁があれば、また、お会いできると思っています。

 

YOGAを通して出会った方々

決して忘れることはありません。

 

 

お別れするのは寂しいですが

それは、新たな出会いのきっかけになります。

必ず出会いがあります。

 

身体を動かすことはいきる基本です。

健康的な習慣は大切です。

 

皆様が新しいコミュニティでYOGAを楽しんでいただけたら、嬉しいです。

 

 

 

あと少しですが、

皆様と、楽しい時間を過ごしたいと思います。

 

 

ナマステ