50代になりました。
私事ですが、
夏に引っ越しをします。
ここにマンションを買ったときは、海が見えて、環境のよい、この場所にずっと住むつもりでしたが
まあまあ、色々考える事がありまして。
引っ越しすることになりました。
私も主人も
親の最期を看取る立場にあります。
色んな事情で両親を福岡のマンションに引き取ったことを
後悔はないのだけれど
母がポツリと
やっぱり家に帰りたい
といった言葉に
心を動かされました。
父は黙って天国にいきましたが、
きっと父も帰りたかったにちがいありません。
40代くらいから
両親がどんどん歳をとっていくのを感じました。
病がちになってからは、なおさらです。
困った時にはかならず助けてくれていた母に、もう、頼ることができないんだと実感しときは
じわじわと切なさが胸にこみあげてきました。
そこから、ようし、今度は親孝行だと、
気持ちを切り替えるのに、
かなりエネルギーがいりました。
わたしが
自分の時間を有意義に過ごせた時期はあっという間で
ちょっと『え？』と思いましたが
それも私の運命です。
得るもの去るもの
それは均等なんです。
手に入れられるものと
望んでもそうならないものが
人生にはあると思います。
ヨガで学んだことは
いま、手にあるものを大切に。
ということです。
ようやく
心のザワザワがおさまってきました。
50歳からは
丁寧に淡々と
身の丈にあった暮らし方をしたいと思ってきました。
心に余裕と愛のある穏やかな暮らし
これが私の希望です。
